2016年12月25日日曜日

生きる

クリスマスですね。

みんなはどう過ごしているかな。


6年前に、Summer Santa Clausという曲を書きました。

人の心の中は、嬉しいだとか悲しいだとか、そんな風にいつもはっきり表せるわけではなくて、もっといろんな種類のものが、絵の具が滲んでいるみたいにぼやっと存在していたり、混ざったりしているんだろうなと思っています。

そんな風にしてうまく表す方法がなかったり、表そうとさえ思わないような何かを、自分の中に見ることがあるし、誰かの心の中に見つけることもあります。

時としてその整理できない何かは、整理できないためにその人を苦しめることがあるかもしれない。
その何かを誰かの代わりに形にしてみようとして、あの曲を書いたと思います。


誰にでもきっと傷はあって、私にもあって、時に、癒えることが難しいものもあるように思います。

癒えるなんてことは、もしかしたら最初からないのかもしれないけど、
人はどうしても癒えたいと望んでしまうし、
逆にそう思えば思うほど、その場所に傷があることに気づいてしまうこともあります。


でもそうこうしてるうちに辿り着くのは、
"私は傷ついている"
という意識は、実はすごく我が儘な感情なんじゃないか?という思いです。

悲しい、辛い、傷ついている、と思っている瞬間には、きっと自分のことで頭がいっぱいだから。

もしその時隣に、もっと傷だらけの人がいたとしても、気づくことができないから。

だからそんなことにならないように、"傷ついている私"の状態を作らないようにできたら、簡単には傷つかない自分になれたら、と思います。

目標ですね。


今日もあっちへ行ったりこっちへ行ったり、行ったり来たりを繰り返しながら、滲んだ絵の具みたいに生きています。



ラナハイラナハイ。



近いうちにまた歌おうと思っています。




2016.12.25 ヌードパンツ Mai





0 件のコメント:

コメントを投稿